植樹

NPOの社会貢献事業・・・“早成桐と環境問題対策”

現在、二酸化炭素の削減は大きな社会問題です。NPO法人コミュニティ支援センターとしても、植樹活動を通じてこの問題で社会貢献に参加すること始めます。以下はその概要です。

温暖化対策と二酸化炭素

地球温暖化が問題視されてから年数が経っていますが、未だ根本的な解決策は見つかっていません。

一度空気中に排出されてしまった二酸化炭素を吸収する方法は機械的には難しく、自然の中で植物や木が成長する時に、光合成によって二酸化炭素を吸収する仕組みがあり、この作用を増やすことで効率良く二酸化炭素を減らすことが出来ます。植物は二酸化炭素を吸収して育ち、木の幹に炭素として固定して大きくなります。そのため木材資源を伐採して燃焼させても、育成中に二酸化炭素を吸収したのでカーボンニュートラルにより発生する二酸化炭素はカウントされることがありません。植物や木材はその種類により二酸化炭素の吸収量はそれぞれ異なり、地球上の木ではオーストラリアのユーカリと日本や中国の桐が吸収量の多いことが判りました。しかし、現実には日本国内で桐の木を育成することは減少し、昭和30年代と比較して生産量は10分の1以下になってしまいました。

桐材生産が減った理由は様々ありますが、安い輸入材によるものが大きな原因と言われています。環境対策として、二酸化炭素吸収量の多い桐を復活させ、桐林が増えれば京都議定書で宣言した

二酸化炭素削減量を満たすことは不可能ではありません。日本全国には耕作放棄地や原野として

放置されている土地が、埼玉県と同じ面積があると言われています。その一部で桐を育てることでも環境改善に役立つことは明らかです。戦後国策として植林を推進した苗は主に杉で、戦後80年の今、杉は伐採時期を迎えています。しかし、木材需要の減少による価格下落が原因で思うように伐採、間伐が進んでいません。このままでは森林の崩壊が加速します。しかも浅根性の針葉樹林だけでは森林保全が出来ず、広葉樹や落葉樹の深根性の樹木を混植しないと健全な森は育ちません。落葉樹の葉が土壌、土質を良くし昆虫や小動物に優しい食物連鎖のある理想的な里山が出来ます。

 

 

桐材の有用性

 桐は工芸品として箪笥や下駄等の利用が主でした。

しかし、近年軽量で難燃性の桐が住宅建材などに

に活用され始め再び注目をされるようになりました。               

桐の床材は感触が柔らかいだけでなく、冬暖かく、

夏はさらりとした感触が心地良い建材です。

壁材に使用すると断熱効果の高さにより、冬は外の

寒さが伝わらず、夏は冷房の冷えた空気を外に逃が

しません。

東北大震災による福島第一原子力発電の事故以来、全国の火力発電はフル稼働をしています。

しかし燃料の主たるものは重油、石炭、天然ガスで、化石燃料から発生する二酸化炭素の量は莫大なものになり、環境へ与える影響は計り知れません。

これからは石炭だけでなく、木質ペレットなどの天然資源を混焼させることで、環境に優しい発電事業へ転換させる必要があります。東北大震災以降、太陽光発電、風力発電、地熱発電など多種の発電が注目されています。しかし太陽光発電は発電コストが高いなど、風力や地熱も若干問題点があります。木質資源は計画的に植林をすることで低コストの循環型エネルギーになります。

桐を住宅建材に使用した場合、枝や先端部分の建材として使えない所を粉砕してペレット化する

ことで燃料としての利用価値が生まれます。桐は木材単体では燃えにくい反面、粉砕してから固める木質ペレットは燃焼時高カロリーを発生します。更に一般的なペレットストーブに使うと燃えた後の灰が肥料として活用できると言う優れた面もあります。これまで地方の大型発電施設から高圧線を通じて都市部へ送電して来ましたが、大きな送電ロスが生じるため、近い将来、木質ペレットを使用した小型発電施設を数多く建設し、地産地消として地域ごとの発電システムが進むと思われます。住宅の屋根に太陽光発電システムを設置し、冬や降雨時には木質ペレットによる発電で電力を賄えるような街づくりが出来れば環境に優しい理想的な未来像を描くことが出来ます。

このように桐を植栽することで環境改善を行い、その資材を活用するため新しい住宅資材の開発や現代的な家具をデザインし、また近未来のエネルギー資源として注目されています。

桐を活用することで回復に時間のかかる樹木を伐採から守ることが出来ます。

現在は育成が更に早い桐の開発も進み、土壌や気候が最適であれば5年で成木になる種も生まれています。桐の復活による環境再生は、日本人が世界に先駆けて行動すべきことだと確信しています。

(NPO法人コミュニティ緯線センター 植樹・・・早成桐推進技術顧問 飯野正俊)

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